(1)臓器提供意思の有無
有の場合:「父は、臓器提供の意思がありますので、お願いします。」
無の場合:「母は、臓器提供の意思はありません。」
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(2)そして「臓器提供意思表示カード」があれば、医師に提出しましょう。
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(3)手元に「臓器提供意思表示カード」がない場合、「臓器提供意思登録」の有無を伝えましょう。登録していれば医師が調べてくれるはずです。
有の場合:「父は、臓器提供の意思登録をしています。」
無の場合:「父は、臓器提供の意思登録をしていませんが、元気な頃、移植に貢献したいと話していました。」
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(4)「臓器提供意思登録」がない場合に、家族が患者の意思を代弁する時は、脳死状態でも臓器を提供するか分かっていれば伝えましょう。
心臓停止に限らず、脳死状態いずれでも臓器提供:
「父は、心臓が停止した後に限らず、脳死状態のいずれでも、移植のために臓器を提供したいと願っていました。」
心臓停止の時のみ臓器提供:
「父は、心臓が停止した後に限り、移植のために臓器を提供したいと願っていました。脳死状態の場合は、まだ拒否させていただきます。」
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(5)臓器提供の意思はあるが、提供したくない臓器があれば、伝えましょう。
臓器提供の対象となる臓器は以下のものです。
「心臓・肺・肝臓・脾臓・小腸・眼球(角膜)」
例:「心臓と眼球は提供できません。その他は提供します。」
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(6)患者が過去に「心臓・肺・肝臓・脾臓・小腸・眼球(角膜)」 の中で、重大な病気をしたことがある場合は、伝えましょう。
例:「肝臓の病気をしたことがあるので、肝臓は医師の判断に任せます。」
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(7)「組織の提供」もしていいか、伝えましょう。
組織提供の対象となる臓器は以下のものです。
「心臓弁、血管、皮膚、骨、膵臓組織(膵島)」
提供する場合:「組織の提供もします。」
提供しない場合:「組織の提供はしません。」
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