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「般若心経」

 般若心経は、浅草雷門で有名な浅草寺などのご本尊である「観世音菩薩」が主人公となって教えが説き進められていきます。観世音菩薩は、いわゆる「観音さま」として親しまれています。そもそも、般若心経は、どちらが物知りか討論を挑んできた舎利子に、釈尊が、知識にしばられることなく超越することを諭したものです。観音さまは、全ての苦しみからあらゆる生き物を慈悲をもって救済してくれるといわれていることから、観音さまが主人公となったのでしょう。


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【解説】
観自在菩薩 (読み下し)観自在菩薩は、
かん じー ざい ぼ さつ かんじざいぼさつは、
   
行深般若波羅蜜多時 (読み下し)深く般若波羅蜜多を行ずる時、
ぎょう じん はん にゃ はら みったじ ふかくはんにゃはらみったをぎょうずるとき、
   
照見五蘊皆空 (読み下し)五蘊は、皆「」なりと照見して、
しょう けん ご おん かい くう ごうんはみなくうなりとしょうけんして、
   
度一切苦厄 (読み下し)一切の苦厄を渡したまう。
ど いっさい く やく いっさいのくやくをどしたもう。

【現代語訳】1
 観音菩薩さまが、
 彼岸(煩悩を脱した悟りの境地)にいたる悟りを得るために瞑想にふけっているときに、悟ったことがあります。

 人間の肉体や精神をはじめとして世の中のあらゆる存在や現象は、5つの構成要素からなりたっています。すなわち、色受想行識の5つです。

   「色」(物質的な目に見える形あるもの)
   「受」(感受作用 ものをみた時の受け止める働き)
   「想」(念想 受け止めて、ものを思う作用)
   「行」(意志 実行や実践する力)
   「識」(認識 自分が何をしているかを認識する作用)

 しかし、 これらは、いずれも実体があるものではなく、あくまで相対的なものであり、絶対的本質的なものではないことを見極められたのでした。すなわち、これらの5つの構成要素は、常に消滅変化する性質のもの「」で、永遠不滅ではないということを悟ったのです。そして、そのように悟ったことから、人々のあらゆる苦しみを取り除き、救済してくださったのです。

舎利子 (読み下し)舎利子よ、
しゃ りー し シャーリープトラよ、
   
色不異空 (読み下し)色は空に異ならず、
しき ふ い くう いろはそらにことならず、
   
空不異色 (読み下し)空は色に異ならず、
しき ふ い しき そらはいろにことならず、
   
色即是空 (読み下し)色は即ち、是れ空にして、
しき そく ぜ くう いろはすなわち、これくうにして、
   
空即是色 (読み下し)空は即ち、是れ色なり。
くう そく ぜ しき そらはすなわち、これいろなり。
   
受想行識 (読み下し)受想行識とも、
じゅ そう ぎょう しき じゅそうぎょうしきとも、
   
亦復如是 (読み下し)またかくの如し。
やく ぶ にょ ぜ またかくのごとし。

【現代語訳】2
 舎利子(釈尊の10大弟子の一人、シャーリープトラのこと)よ、

 形あるものは、実体がないこと「」と同じことであり、実体がないからこそ、一時的な形あるものとして存在するのです。

  すなわち、世の中のあらゆる存在・現象は『縁起』の法則によって成り立っているということです。縁起とは、たとえば花の種子は、水・光・栄養が与えられて花を咲かせますが、それらがなければ種子は種子のままで終わってしまいます。すなわち実体がないこととなるのです。

 
 したがって、形あるものはそのままで実体なきものであり、実体がないことが、そのまま形あるものとなっています。

  すなわち、すべてのものは「空」の性質をもっており、空だからこそ「色」として成立しているのです。この世のすべてのものは「空」の性質をもっているのであれば、空から生まれた私たちはどのようにでも変わることができるのです。つまり、自分が作る『縁』次第でどのようにも変わることができるのです。

 残りの、心の4つの働き(感じる・想う・行動する・認識する)も、まったく「色」と同じく「空」なのです。


 
舎利子 (読み下し)舎利子よ、
しゃ りー し シャーリープトラよ、
   
是諸法空相 (読み下し)是の諸法は空の相にして、
ぜ しょ ほう くう そう このしょほうはくうのそうにして、
   
不生不滅 (読み下し)生ぜず、滅せず、
ふ しょう ふ めつ しょうぜず、めっせず、
   
不垢不浄 (読み下し)垢ならず、浄ならず
ふ く ふ じょう くならず、じょうならず、
   
不増不減 (読み下し)増さず、減らざるものなり。
ふ ぞう ふ げん ぞうさず、げんらざるものなり。
   
是故空中無色 (読み下し)是の故に、空の中には色もなく、
ぜ こ くう ちゅう むしき このゆえに、くうのなかにはいろもなく、
   
無受想行識 (読み下し)受・想・行・識もなく、
むじゅ そう ぎょう しき じゅそうぎょうしきもなく、
   
無眼耳鼻舌身意 (読み下し)眼・耳・鼻・舌・身・意もなく、
む げん に び ぜつ しん い げんにびぜつしんにもなく、
   
無色声香味触法 (読み下し)色・声・香・味・触・法もなく、
む しき しょう こう み そく ほう しきしょうこうみそくほうもなく、
   
無眼界乃至無意識界 (読み下し)限界もなく、ないし、意識界もない。
む げん かい ないし む いしきかい げんかいもなく、ないし、いしきかいもない。


【現代語訳】3
舎利子よ、

この世の中のあらゆる存在や現象には、
実体がなく「」、絶対不変のものがないのだから、

もともと、生じるということもなければ、滅するということもありえません。
すなわち、全てのものは因縁によって生じたり滅したりするからです。
滅したとしても形を変えて次の存在に移っていくだけのことです。
そのものがそのものだけの実体として存在してはいないのです。

したがって、
汚れたものでもなければ、清らかなものでもなく、
(身分の低い人は汚く、身分の高い人は清いというようなことはなく、)
増えることもなければ、減ることもないのです。

それゆえ、
実体がないということの中には、形あるものはなく、
感覚も念想も意思も知識もないし、
眼・耳・鼻・舌・身体・心といった感覚器官もないし、
形・音・香・味・触覚・心の対象といったそれぞれの器官に対する対象もないし、
それらを受け止める、意識世界というものもありません。

したがって、器官にたよるものではなく心眼をもって迫らなくてはならないのです。

無無明 (読み下し)無明もなく
む む みょう むみょうもなく
   
亦無無明尽 (読み下し)また無明の尽きることもなく
やくむ む みょう じん またむみょうのつきることもなく
   
乃至無老死 (読み下し)ないし、老死もなく
ないし む ろう し ないしろうしもなく
   
亦無老死尽 (読み下し)また、老死が尽きることもなく
やく む ろう し じん またろうしがつきることもなく
   
無苦集滅道 (読み下し)苦・集・滅・道もない。
む く しゅう めつ どう むくしゅうめつどうもない
   
無智亦無得 (読み下し)智もなく、また得もない。
む ち やく む とく ちもなくまたとくもない。
   
以無所得故 (読み下し)無所得なるを以っての故なり。
い む しょ とく こ むしょとくなるともってのゆえなり。


【現代語訳】4
さらに、無明(生前や死後のことを知らないこと・迷い)
すなわち悟りに対して無知ということもありませんし、
だからといって、無知がなくなること、悟りだと意識することもありません。

なぜなら、「空」の世界は、執着がない世界なので、
悟りということも特別に意識することがなくなります。

ということからはじまって、
「生老病死(四苦)」の生もないのだから、
ついには老と死もなく、
老と死がなくなることもないことになります。


悟るための4つの真理といわれる、「苦・集・滅・道(四諦)」、
すなわち、苦しみも、その原因も、それをなくすことも、そしてその方法(八正道=悟りに至るための八つの正しい修行法)も、ないことになります。

悟りに至る実践の道にもこだわることがなくなります。

真理を見極める思索もありませんし、思索によって得られるものもありません。

なぜばら、何かを所有して執着するということがない(「無所得」)からです。

私たちは、何かが消滅することはないと考え、
消滅しないことを願って執着しますが、
それがいかにはかないことか、ということが分かります。

菩提薩埵 (読み下し)悟りを目指す者は、
ぼ だい さった さとりをめざすものは、
   
依般若波羅蜜多故 (読み下し)般若波羅蜜多に依る故に、
え はん にゃ は ら みったこ はんにゃはらみったにえるゆえに、
   
心無罣礙 (読み下し)心に罣礙がなし。
しん む けい げ こころにけいがなし。
   
無罣礙故 (読み下し)罣礙がなき故に
む けい げ こ けいげがなきゆえに
   
無有恐怖 (読み下し)恐怖あることなく、
む う く ふ きょうふあることなく、
   
遠離一切顛倒夢想 (読み下し)一切の顛倒せる夢想を遠離して、
おん り いっさい てん どう むそう いっさいのてんどうせるむそうをおんりして、
   
究竟涅槃 (読み下し)究竟し涅槃に入る。
く きょう ね はん くきょうしねはんにはいる。


【現代語訳】5

(全ての人は、仏になる可能性をもっていて「=大乗仏教」、
そのための修行をしている人を菩薩といいますが、 )

この菩薩は、般若波羅蜜多を実践したが故に、
悟りの境地に安住しています。

それ故、
心には、何のさまたげもなく
(罣=自然界のさまたげ・礙=人間界のさしさわり)、
さまたげがない(執着がない)から恐れを感じることもありません。

あらゆる誤った考え方から遠く離れているので、
永遠に静かな平安の境地に、安住することができるのです。
(涅槃 ねはん=煩悩が消えて悟りが開けている、仏教の最終目標とする絶対的境地)


三世諸仏 (読み下し)三世の諸仏は、
さん ぜ しょ ぶつ さんぜしょぶつ
   
依般若波羅蜜多故 (読み下し)般若波羅蜜多によるが故に、
え はん にゃ は ら みつ たこ はんにゃはらみったこ
   
得阿耨多羅三藐三菩提 (読み下し)阿耨多羅三藐三菩提を得たまヘリ。
とく あ のく た ら さん みゃく さんぼだい とくあのくたらさんみゃく
   
故知 (読み下し)故に、知る。
こ ち  ゆえにしる。
   
般若波羅蜜多 (読み下し)般若波羅蜜多が、
はん にゃ は ら みった はんにゃはらみったが、
   
是大神呪 (読み下し)是れ大神呪なり、
ぜ だい じん しゅ これだいじんしゅなり、
   
是大明呪 (読み下し)是れ大明呪なり、
ぜ だい みょう しゅ これだいみょうしゅなり、
   
是無上呪 (読み下し)是れ無上呪なり、
ぜ む じょう しゅ これむじょうしゅなり、
   
是無等等呪 (読み下し)是れ無等等呪なり。
ぜ む とう どう しゅ これむとうどうしゅなり。
   
能除一切苦 (読み下し)能く一切の苦を除き、
のう じょ いっさい く よくいっさいのくをのぞき、
   
真実不虚 (読み下し)真実にして虚ならざる。
しんじつ ふ こ しんじつにしてきょならざる。


【現代語訳】6

過去・現在・未来の仏さまは、
完全なる智慧を完成することによって、この上なき悟りを得たのです。

それ故に、知るべきです。

この智慧の完成を導くのが、

偉大な真言であり、
悟りのための真言であり、
この上なき真言であり、
比較なき聖なる真言です。

これこそが、あらゆる苦しみを取り除いてくれます。
これこそが、真実そのものであって、偽りなきものです。


故説般若波羅蜜多呪 (読み下し)故に、般若波羅蜜多の呪を説く。
こ せつ はんにゃはら みったしゅ ゆえに、はんにゃはらみったのしゅをとく。
   
即説呪曰 (読み下し)即ち呪を説いて曰く。
そくせつ しゅわっ すなわちしゅをといていわく。
   
羯諦羯諦 (読み下し)羯諦羯諦
ぎゃてい ぎゃてい ぎゃていぎゃてい
   
波羅羯諦 (読み下し)波羅羯諦
はらぎゃーてい はらぎゃてい
   
波羅僧羯諦 (読み下し)波羅僧羯諦
はら そう ぎゃーてい はらそうぎゃてい
   
菩提 (読み下し)菩提

ぼ じ

ぼだい
   
薩婆訶 (読み下し)薩婆訶なりと。
そ わ か そわかなりと。
   
般若心経  

はん にゃ しん ぎょう

 



【現代語訳】7

そこで最後に、智慧の完成の真言を述べよう。
すなたち、次のような真言である。

梵語
ガテー・ガテー
ハーラーガテー
ハーラーサンガテー
ボーディ
スバーハ

往き往きて、
彼岸に往き、
完全に彼岸に到達した者こそ、
悟りそのものである。
めでたし。


ガテー=往きての意
ハーラ=完全・彼岸
サンガテ=よく着いて
ボーディ=悟りの意
スバーハ=おめでたい



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