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【緊急】東日本大震災の経験を忘れないで~次の巨大地震に備え、全国で急がれる「墓石の耐震化」~
2012/07/18 2:00配信~被災地レポート
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[写真1]2011年3月11日震災後の茨城県北部の霊園の様子 |
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[写真2]石を積み上げただけでできている石塔への被害が目立つ |
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2011年3月11日、東日本を襲った大地震では、多くの墓石が倒壊した。
墓石は、石自体にかなりの重量があるので、ある程度の地震には耐えてくれる。
したがって、墓石が倒れることを、想像できない方もいるかもしれない。しかし、
過去の大震災では多くの墓石が倒壊しているのである。
お墓の倒壊により、修理・再建立となると、多額の費用がかかることになる。
また、一度墓石が倒れ損壊すれば、先祖から代々受け継いだ大切なお墓が、取り返しのつかないことになってしまう。今後も、いつきてもおかしくない巨大地震に備え、今、墓石の耐震化が注目されている。
最近では横型の墓石も増えたが、伝統的な和型墓石の場合、竿石(「○○家の墓」などの文字が書かれている一番上にある石のこと)が、縦に長いために、特に倒れる可能性が高い[写真1]。そこで、様々な耐震工法が生まれている。
主な竿石の耐震工法としては、
まず、竿石を石材用の接着剤で固定する方法がある。一番簡単な方法であり、既に建立されているお墓にも施工できる。
次に、竿石を載せる部分と竿石の間に「衝撃吸収材」を敷き接着する方法があげられる。衝撃吸収材の材質は、”ゴム・シリコン・ジェル状のものを固定化したもの”など、各種様々であるが、柔らかい材質でできており、竿石に伝わる振動を低減してくれるという。、墓石を加工する必要がなく、短時間で施工する事ができると、人気を得ている。
さらに、竿石を載せる部分に金属製の芯棒を立て、竿石にも穴をあけてはめ込む方法もある。墓石の構造から強くする、耐震効果が高い工法である。
これからお墓を建立される方の場合、地盤や竿石を載せる土台から耐震工事をする事を提案する。地面を掘り返して杭を打った後に、強固な鉄筋コンクリートの基礎を作る。その上に、さらに石材同士を金具などで結合して施工することになる。これからのお墓は、耐震工事が標準施工となっている石材店を選ぶことになるだろう。日刊墓石新聞では、耐震工事が得意な石材店をまとめた項目を設けている(「耐震墓石・耐震工事施工店」
http://recordasia.co.jp/funeral/boseki/taishin.php )。
自分の墓石が倒れただけなら、もう一度作れば済む話だが、多くの霊園では、すぐ隣の墓石との距離が短い。倒れた竿石が、隣の墓石を直撃する可能性が高い。他人のお墓を傷つけてしまった場合には、賠償問題となりかねない。運よく、他人の墓石を傷つけなくとも、霊園管理者から通路に落下した墓石の撤去を求められることもある。ここにも費用がかかる。
そこで、耐震工事を施工している石材店の中には、品質保証だけではなく、天災などにより墓石が倒壊した場合に補償が受けられる、いわゆる「墓石保険」を提供している会社もある(「天災補償付きのお墓」
http://recordasia.co.jp/funeral/boseki/compensation.php )。
あなたのお家のタンスは、固定されていますか?あなたのお家の墓石も地震対策されていますか?
全国に、6000万あるといわれる墓石。今、墓石の耐震化が急がれている。
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