漢字が苦手であり、写経を敬遠されていた方や、お子さんなどに最適な、現代版お経というべき題材があります。それは、宮沢賢治さんの詩「雨にも負けず」です。宮沢賢治さんは、仏教に通じ、あの名作である「銀河鉄道の夜」は、霊界を表現したものとも言われています。そんな宮沢賢治さんですから、仏教的に「人の生きる道」を詩にしても不思議ではないでしょう。タブレットPCの時代ですが、いにしえの先人たちが行ったように、書き写しながら覚えるのも、また「粋」なものです。どうぞ、写経にふれてみてください。そのきっかけになればという思いを込めて、お経とは異なりますが、「雨ニモマケズ」を収録いたしました。